自分好みに染めよう!家庭用染色キット『PAC FABRIC DYE』実際に使ってみたのでぜひご参考ください


オリジナルのエコバッグを作ろうと思い立った時、
まずは、インターネットで ”コットンバッグ” や ”キャンバスバッグ” と
検索をするかと思います。
その際に出てくる商品一覧の9割は、「ナチュラル」や 「生成」、
(=天然繊維の色、素材本来のもの)のカラーではないでしょうか。
当店では、そのナチュラル生地を染色して
その他のカラー商品も取り扱っていますが、
やはりベーシックなネイビーやブラックが人気のため、
どうしてもカラーバリエーションは限られてきてしまいます。
そこで、探しているカラー商品が見つからない場合の
とっておきの加工方法をご紹介いたします!
1.家庭用染色キット『PAC FABRIC DYE』とは?


染料・固着剤・色止め剤のわかりやすい説明書がセットになった
日本製の家庭用染色キットです。
洋服の染め直しやカラーチェンジ、タイダイ染めなどが手軽に始められ、
且つ、発色◎ 色持ち◎ 使いやすさ◎という情報を聞きつけました。
…!
すぐにでも試してみるべく、早速当店の商品に使ってみたいと思います。
2.『PAC FABRIC DYE』のご紹介
今回は、”インスタ映え”なインパクト大の写真を目指し、カラフルなタイダイ染めを購入しました。
TIE DYE STARTER KIT -タイダイスターターキット-/PAC FABRIC DYE
<セット内容>
染料2g×3色、固着剤1袋、染色用の塩1袋、色止め剤1本、ボトル3本、
使い捨てゴム手袋1組、輪ゴム、ビニール袋3枚、説明書
<別途用意するもの>
バケツなどの容器×2個(固着液に浸ける、色止め用 /染料を塗るとき用)、
ワイヤーネット、衣類用洗剤
※その他使用上の注意点など、ご使用の際には十分にご確認をいただいてからお試しください。
3.実際に使ってみよう
対象は、当店で売れ筋ランキング常に上位の3商品!
さてどんな風に仕上がるでしょうか、とても楽しみです。
まずは工程を簡単に紹介します。
① バッグを絞る | ② 輪ゴムで固定 | ③ 固着液に15分 | ④ 染料を溶かす | ⑤ 染料を塗る(表) |
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⑩全体をすすぎ、完成! | ⑨色止め15分 | ⑧すすぐ | ⑦袋に入れて1~24時間置く | ⑥染料を塗る(裏) |
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① バッグを絞る | ② 輪ゴムで固定 |
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③ 固着液に15分 | ④ 染料を溶かす |
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⑤ 染料を塗る(表) | ⑥染料を塗る(裏) |
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⑦袋に入れて1~24時間置く | ⑧すすぐ |
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⑨色止め15分 | ⑩全体をすすぎ、完成! |
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それでは、いよいよ完成結果のご紹介です。
商品 | 完成 | 裏返し | アップ | 結果 |
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コットン100% 4オンス ![]() H53043 コロリドA4サイズコットンバッグ |
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生地の色と染料の色が混ざった色になるため、若干くすんだ色味に仕上がるが、鮮やかな発色となった。 ※縫い糸は染まらない |
コットン100% 12オンス ![]() H53946 コロリドキャンバスベーシックトート(M) |
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生地の色と染料の色が混ざった色になるため、若干くすんだ色味に仕上がるが、鮮やかな発色となった。 ※縫い糸は染まらない |
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コットン・ポリ混合 12オンス ![]() H51002 コロリドキャンバストート(M) |
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時間や染料量など同じ条件でも、コットン100%の他2商品に比べると、薄めの仕上がりとなった。 ※縫い糸は染まらない |
商品 |
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コットン100% 4オンス![]() H53043 コロリドA4サイズコットンバッグ |
完成 |
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裏返し |
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アップ |
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結果 |
生地の色と染料の色が混ざった色になるため、若干くすんだ色味に仕上がるが、鮮やかな発色となった。 ※縫い糸は染まらない |
商品 |
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コットン100% 12オンス H53946 コロリドキャンバスベーシックトート(M) |
完成 |
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裏返し |
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アップ |
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結果 |
生地の色と染料の色が混ざった色になるため、若干くすんだ色味に仕上がるが、鮮やかな発色となった。 ※縫い糸は染まらない |
商品 |
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コットン・ポリ混合 12オンス H51002 コロリドキャンバストート(M) |
完成 |
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裏返し |
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アップ |
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結果 |
時間や染料量など同じ条件でも、コットン100%の他2商品に比べると、薄めの仕上がりとなった。 ※縫い糸は染まらない |
結果、素材としてはやはりメーカーが推奨しているように、
コットン100%の素材が良く染まり、色も鮮やかに出てくることが分かりました。
原色でなく淡い色味に仕上げたい場合は、ポリエステル混合生地でも良いかもしれません。
当店では、薄手の4オンスから厚手の12オンスまで
数多くのコットン100%商品を取り扱っておりますので、この機会にぜひお試しください!
コットンバッグ商品一覧ページ
キャンバスバッグ商品一覧ページ
※素材の詳細は各商品の仕様の欄をご確認くださいませ。
4.最後に
量産可能な印刷品とは違い、全く同じ模様は作れない今回の染色キット。
人とかぶらないモノを身に着けたい、目立つバッグが作りたい、
そんな「こだわり派」の方にはとてもおススメです。
生地を染色した後にも、おうちで出来るアイロンプリントなどでデザインを施すと、
さらにオリジナル感がアップします。
また、今回使用した『PAC FABRIC DYE』では、
特殊なカラーのリクエストも検討いただけるようで、
公式のサイトから問い合わせてみてもいいかもしれませんね。
家庭用染色キット『PAC FABRIC DYE』。
付属の説明書が分かりやすく、初心者でも簡単に加工ができました。
気になった方はぜひトライしてみてください。
今後もトートバッグ工房では、後加工などに積極的に取り組み、
レポートしていきたいと考えています。
この記事を監修してくれた「トートバッグ博士」

山本 禎久(やまもと よしひさ)
株式会社エーリンクサービス 代表取締役
昭和48年生まれ 福井県越前市出身
趣味は山登りとゴルフ、好きなトートバッグのカタチは「船底クラシックトートバッグ」。
スピードと挑戦を求め続け、社内で誰よりもトートバッグに見識がある。
大阪学院大学を卒業後、営業、物流、製造業務など多くの職種に従事。退職後、2009年に販促バッグ等の製造、輸入、販売を手掛ける株式会社エーリンクサービスを設立。『考える価値創造集団』を経営理念に掲げ、従業員一人ひとりが積極的に考え、行動することでトートバッグ専門店としての新サービスを企画・発信し続けている。