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巾着とは?様々な用途に使われている巾着の語源や歴史について知ろう!

巾着とは?様々な用途に使われている巾着の語源や歴史について知ろう!

こんにちは!トートバッグ工房です。

皆さん、巾着についてどれくらい知っていますか?
給食袋や体操服入れ、巾着バッグ、小物を入れるための袋…などなど
幅広い用途で使われていますよね。
いつから?何に?使われていたのか、
知らない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、巾着の語源から歴史まで深堀りしていきます。

1.巾着とは?

巾着は「きんちゃく」と読みます。
巾着袋とも呼ばれていますね。
開口部を緒(紐)で絞める袋のことです。
素材は布、革、編み物などさまざまなもので作られていますよね。

巾着は火打ち道具を入れた火打ち袋が変化したものといわれています。
火打ちとは、石と石、あるいは鉄と石を打ちつけて
火花を散らすことによって、その火花から火をおこす方法のことです。
これに使用していた道具「火打ち石」「火打ち金」などを入れ
携帯できるようにしていたそうですよ。
「火打ち石」「火打ち金」は、
現代ではあまり馴染みがない方も多いのではないでしょうか?
時代劇や民話「かちかち山」の中で使われていますよ。
最近では、キャンプやゲームにも話題にあがるそうです。

日本古来の袋物で電気やマッチがなかった時代、
とても大切な袋だったことでしょう。

2.巾着の語源

巾着の「巾」は、頭巾(ずきん)や布巾(ふきん)
にも用いられる語で、「布切れ」の意味です。
貴重品や手回り品を、肌身に着けて携帯できる布切れ(袋)ということから
「巾着」と呼ばれるようになったそうです。

この巾着は用途によって呼び方が変わることをご存知ですか?
現代でも使われる慣用句から、
江戸時代の庶民が使っていた言葉まで。
巾着は使用される様から、派生した言葉もありますよ。

腰巾着

貴重品を身につけておくため、常に腰にさげる巾着。
これが転じて、いつもその人につき従って離れない人を
「腰巾着」と呼ぶようになりました。
現代では目上の人に付き従い、
ご機嫌うかがいいばかりしている人をからかう時に使いますよね。

磯巾着(イソギンチャク)

今だに謎の多い、海の生物「磯巾着」
触手を縮ませて、巾着の口を締めたような形に似て見える事から
磯巾着と名前がつけられたそうです。

巾着切り(きんちゃっきり)

江戸時代、多くの庶民がお金を巾着袋に入れぶら下げていました
この袋を切り落とすスリ(窃盗)が町中で多発し、いつしかスリのことを
「巾着切り」と呼ぶようになったそうです。

チャック

1927年頃に日本の広島県の日本開閉機会社(日本開閉器商会)が
ファスナーの製造を開始されました。
そのファスナーを「チャック印」と巾着の「ちゃく」からもじって販売したところ、
それが評判になりチャックという名前が定着しました。
巾着のようにしっかりと締まるところも由来の1つなんだそうです。
意外なところでも由来になっていたりしますね。

3.巾着の歴史

巾着の歴史

人類の歴史の上でも巾着の歴史は古く、
古来から世界中で使用されてきた記録があります。

平安時代にはすでに貴重品を入れる袋として
小さな巾着袋が使用
されていました。
また、この時には匂い袋の原型といえる
巾着形の小香袋が使用されていたようですよ。

巾着が一般的に広まったのは江戸時代が始まりだそうです。
江戸時代になると、丈夫で幅の広い帯の普及とともに
腰にぶら下げるバッグとして巾着が普及していきます。

携帯品のための袋物の需要が高まり、「袋物屋」が登場します。
袋物屋とは、印籠(いんろう)、巾着、紙入れなどの
袋物を生産販売するお店のこと
です。
印籠師、巾着師、紙入師といった職人もおり、
生業(なりわい)として成立していたことがうかがえますね。
経済力をつけた町人たちを統制するため、
幕府はたびたび贅沢品を禁止し、倹約を推奨・強制する法令が出されました。
布地の種類や染め色まで指定されていたようです。
そこで、シンプルで質素に見せかけて、目だたぬ小物や裏地などで、
贅沢を楽しんでいたそうですよ。

巾着にも柄が凝っていたり裏地が華やかなものがありすよね。
このような時代背景も関係しているのかもしれません。

江戸時代末期になると、巾着型の「撫(ふ)り袋」と称する守り袋が登場し、
社寺の護符を入れて着物の帯にぶら下げて所持されるようになりました。
明治時代に入ると撫り袋は
「守巾着(まもりきんちゃく)」と呼ばれるようになり、
茶葉を詰めて立体感を出した形状になりました。
明治時代末期に定形になっている今の長方形のお守りになったそうですよ。

西洋の文化が入ってくる明治時代までのバッグは、
袋状のものと、箱状のものの大きく2つに分けられます。
巾着は袋ものの一種なので、お出かけする時のバッグとしても需要が高そうです。

昭和に入り、戦時中の出征兵士のために
慰問袋や軍隊生活に必要なものを収納する奉公袋として
巾着が使用されていました。

慰問袋

親族や友人、婦人団体の方が出征兵士の士気を鼓舞するため
中に日用品などを入れて送った袋のこと

奉公袋

召集の際に兵士が持参する袋のこと
常日頃から用意しておくことがたしなみとされていました。

さまざまな用途で使われていた巾着ですが、
財布やがまぐちの普及での需要は徐々に低下していきました。
近年、巾着バッグや環境に優しい点から再び注目を浴びているようです。

海外でも、古来より使われていた巾着。
日本のように小物などを小袋に入れて腰紐で吊るしたり、
食料品などを大きな袋状のものに入れて運んでいた
そうですよ。
ヨーロッパでは、中世になると貴族の間で、
現在の「ポシェット」「ハンドバッグ」の原型のような、
「オモニエール」という装飾された巾着袋が流行していたそうですよ。

英語では「drawstring bag(ドローストリングバッグ)」と呼ばれています。
「ドロー」は「引っ張る」、「ストリング」は「ひも」という意味です。
そのままの意味で呼ばれているんですね。
ファッションに詳しい人だと「ドロスト」の略語でなじみ深いのではないでしょうか。

4.巾着の特徴

実用的な用途として使用されてきた巾着ですが、
文明の発達と共に徐々に装飾品としての役割も持つようになりましたね。

始まりは、貴重品や小銭を入れるための袋として使われていました。
あまり邪魔にならない小さめサイズが想像できますね。

江戸時代の巾着は腰にぶら下げられるよう紐が長めとられていました。
ただぶら下げただけでは、落ちてしまいますよね。
そこで、作られたのが「根付」です。
巾着の紐の端に着けてストッパーの役割をしています。
現代でいう、ループエンドですね。

留め具や紐(古くから用いられたのものは組紐)で、
いろいろな工夫を凝らせることができますよ。
装飾を使ったアレンジがきき、サイズも用途によって変えられ、
使い勝手を良くできるのが特徴です

お守りのように道中の安全や健康を願ったものや
慰問袋のように不便がないようにと
想いが込められたものが入れられていますね。
込められたものを巾着に入れるところは、
時代を経ても変わっていないように思います。

時代によって、目的やシーンでさまざまな使われ方をしてきた巾着。
とても使い勝手のよいアイテムです。

5.巾着の用途

巾着の用途

貴重品や小銭を入れる袋として使われてきた巾着。
現代でも、小物の整理やバッグとして幅広く使われていますね。

  • お菓子入れ
  • コスメポーチの代わり
  • プールバッグ
  • 給食袋、ランチ巾着
  • お出かけ用のバッグ
  • バッグインバッグ
  • プレゼントの包装
  • 防災グッズ入れ

など、目的やシーンに合わせたサイズ、カタチがさまざまで、
バリエーションが豊富です

時代とともに使用される素材も増えていきましたので、
質感や見た目からも楽しめるアイテムになっていますよ。

作り方も簡単なので、手作りしている方も多いのではないでしょうか。
好きな生地、紐でオリジナルの巾着が作成できます

最近では、キャラクターの顔を模した巾着だったり、
バッグとして使用されていますよね。
ノベルティやショッパーにも人気で、注目のアイテムになっています。

6.まとめ

古くから日本人の生活にあった巾着は、
調べるほど奥の深いアイテムですね。

巾着は用途が幅広く、世代やシーンを問わず大活躍するアイテム。
ノベルティを作成したい、という場合は
ぜひトートバッグ工房におまかせください!

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この記事を監修してくれた「トートバッグ博士」

山本禎久

山本 禎久(やまもと よしひさ)
株式会社エーリンクサービス 代表取締役

昭和48年生まれ 福井県越前市出身
趣味は山登りとゴルフ、好きなトートバッグのカタチは「船底クラシックトートバッグ」。
スピードと挑戦を求め続け、社内で誰よりもトートバッグに見識がある。

大阪学院大学を卒業後、営業、物流、製造業務など多くの職種に従事。退職後、2009年に販促バッグ等の製造、輸入、販売を手掛ける株式会社エーリンクサービスを設立。『考える価値創造集団』を経営理念に掲げ、従業員一人ひとりが積極的に考え、行動することでトートバッグ専門店としての新サービスを企画・発信し続けている。

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