トートバッグとは？意味・定義・素材・選び方まで徹底解説！

1.トートバッグとは？

トートバッグとは、２本の持ち手がついている袋状のバッグです。
開口部が広く、物をざっくりと出し入れできる形状が特徴です。
皆さんも１個は持っているのではないでしょうか。

2.トートバッグの意味と定義

「トートバッグ（tote bag）」の「トート（tote）」は
アメリカの俗語で「運ぶ」「背負う」という意味があります。

つまり、トートバッグとは物を持ち運ぶための袋状のバッグと定義できます。

トートバッグとハンドバッグの違い

ちなみに「トートバッグ」と「ハンドバッグ」って、どう違うの？
というご質問をいただくことがあります。

トートバッグは、荷物をたっぷり入れられる大きめのバッグで、
通勤・通学・買い物など、日常使いに適した実用性重視のバッグです。
一方、ハンドバッグは、財布やスマートフォンなど最低限の持ち物を収納する
小さめのバッグで、ファッション性を重視したデザインが多いのが特徴です。

収納力と機能性のトートバッグ、コンパクトさとデザイン性のハンドバッグ
と覚えておくと違いが分かりやすいですね。

3.トートバッグの歴史

トートバッグの起源は1900年代初頭のアメリカにあります。

アメリカの老舗アウトドアブランド「L.L.Bean」が氷を運ぶための帆布バッグ
「Bean’s Ice Carrier（ビーンズ・アイス・キャリア）」を発売しました。
当時は冷蔵庫がなかったので、氷で食料を冷やしていたのです。
氷が溶けてしまってもバッグから水が染み出さないように、
24オンスの厚手のキャンバス生地が使用されていました。

その後、冷蔵庫が普及し氷を運ぶことが無くなった1965年に
「Boat and Tote（ボート・アンド・トート）」に改名し、
一般家庭にも普及していきました。

そこから時代とともにデザインや素材のバリエーションが増え、
現在では、ファッションアイテム、エコバッグ、ノベルティなど、
多目的に使用される定番アイテムとなりました。

4.トートバッグの特徴と魅力

トートバッグが多くの人に愛される理由は、次のような特徴にあります。

• シンプルで使いやすいデザイン
• 収納力が高く物の出し入れがしやすい
• 幅広い用途に対応
• 素材・カラー・サイズの選択肢が豊富
• 名入れやオリジナルデザインで個性を出せる

デザインの自由度、素材の豊富さ、実用性の高さなど、
多くの場面で選ばれる理由が詰まっているのが魅力です。

5.トートバッグに使われる主な素材

トートバッグは素材によって見た目や機能性が大きく変わります。
それぞれの特徴を知って、自分に合ったものを選びましょう。

キャンバス（帆布）

トートバッグの定番素材と言えば、やはり帆布（キャンバス）素材です。
厚手で耐久性がしっかりあるので、
長く愛用できるのも嬉しいポイント。
特に重いものを入れる際には、かなり重宝しますよ。

コットン

柔らかく、ナチュラルな風合いで肌触りも良い素材です。
そのうえ丈夫なので、最も人気がありよく見かけますよね。
キャンバスと比較すると安価に作ることができます。
折りたたむとコンパクトになるので持ち運びも容易です。

不織布

繊維を織らずに絡み合わせたシート状の素材。
非常に軽いうえ、安価で強度もあり、
焼却してもダイオキシン等の有害物質を排出しません。
展示会での資料配布用や販促品としてよく使用されます。

ポリエステル・ナイロン

エコバッグとして使用されることの多い素材です。
軽くて、持ち運びに便利。
コンパクトに折りたためるものも多く、
収納場所に困らないのも特徴です。
速乾性や撥水性にも優れ、強度もあります

デニム

カジュアルな服装に合う素材で、
おしゃれなファッションアイテムとして人気がある素材です。
使い込めば、インディゴ特有の色落ちなども楽しめ、
年々味わいが増していきます。

ジュート

自然素材で通気性があり、耐久性にも優れています。
燃やしても有害物質を発生しませんし、
埋めればバクテリアによって分解され土に還ります。
エコ素材として人気があります。
速乾性や撥水性にも優れ、強度もあります。

素材によっては印象や価格帯も大きく異なるため、
用途に合った素材選びがポイントですね。

6.トートバッグの選び方

トートバッグを選ぶ際は、以下のポイントを押さえると失敗しにくくなります。

• 使用目的を明確にする
  通勤・通学用か、買い物用か、イベント用かでサイズ・素材が変わります。
• 収納力とサイズ感をチェック
  A4対応、マチの有無、ポケット付きかどうかなどを確認しましょう。
• 持ちやすさ・重さを確認する
  肩掛けがしやすいか？素材は軽いか？使用シーンに合っているか？
• デザインとカラーも重要
  シンプルで飽きにくいものや、自分の好みに合うデザインを選びましょう。
• エコやサステナブル素材を重視
  最近は環境配慮素材の需要も高まっていますよ。

自分の用途にぴったり合ったバッグを選べば、より快適に使えますよ。

7.オリジナル・名入れトートバッグが人気の理由

企業・団体・学校などで人気のオリジナルトートバッグには、
以下のようなメリットがあります。

• 実用性が高く、配布後も長く使ってもらえる
• ブランドロゴやメッセージを自然にアピールできる
• イベントや記念品として印象に残りやすい
• 環境配慮・SDGs対応のイメージアップにもつながる

当店では、素材やサイズ、用途に応じた豊富なトートバッグを取り揃え、
オリジナルデザインの制作もサポートしています。

8.まとめ

トートバッグは、機能性とデザイン性を兼ね備えた万能バッグです。
用途・素材・デザインのポイントを押さえれば、普段使いにも販促にも、
最適なトートバッグがきっと見つかります。
企業ブランディングやイベント記念品としても非常におすすめです。
トートバッグの可能性をぜひ活用してみてください！

オリジナルのトートバッグを製作したい、という方は
ぜひ専門店であるトートバッグ工房へお任せください。
当店では種類を豊富に取り揃えております。

さらに、素材やカタチ、サイズなど一からバッグを製作できるフルオーダーも承っております。
フルオーダーではポケットやファスナーを取り付けることもできます。

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この記事を監修してくれた「トートバッグ博士」

山本 禎久（やまもと よしひさ）
株式会社エーリンクサービス　代表取締役

昭和48年生まれ　福井県越前市出身
趣味は山登りとゴルフ、好きなトートバッグのカタチは「船底クラシックトートバッグ」。
スピードと挑戦を求め続け、社内で誰よりもトートバッグに見識がある。

大阪学院大学を卒業後、営業、物流、製造業務など多くの職種に従事。退職後、2009年に販促バッグ等の製造、輸入、販売を手掛ける株式会社エーリンクサービスを設立。『考える価値創造集団』を経営理念に掲げ、従業員一人ひとりが積極的に考え、行動することでトートバッグ専門店としての新サービスを企画・発信し続けている。